「米国で2000年のホリデイ・シーズン中にオンライン・ショッピングを利用した人は2450万人で,1999年の約1100万人から2倍強に増大した。2000年の利用金額は約62億ドル」。米Gartner Groupが米国時間1月15日に,調査結果を発表した。
Gartner社は,「1999年の歳末商戦でオンライン・ショッピングを利用した人の約半数が,2000年のシーズン中には利用しなかった」と指摘する。リピーターとなるはずの顧客を逃したことにより,約26億ドルの売り上げを失ったと分析している。26億ドルは,2000年シーズンの売上高の43%に当たる。
「顧客を逃したことにより,オンライン事業者のCustomer Relationship Management(CRM)や顧客サービスなどに問題があったことが明らか」(Gartner社の調査ディレクター,David Schehr氏)。
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