米Unisysは米国時間1月11日に，選挙をより完全に行い，迅速で正確に結果を出すためのシステム「e-@ction Election Solutions」を発表した。
e-@ction Election Solutionsは米Microsoft，米Dell Computerと共同で開発する。有権者の登録から身元の確認，投票と開票，結果の発表まで選挙の管理を一貫して行うことで，パンチ・カードを使った投票など“時代遅れ”な技術の弱点を克服する。
現在は，全米有権者のうち半数以上が旧式の投票システムを利用しているという。e-@ction Election Solutionsでは投票システムの改善に必要な部品も提供する。e-@ction Election Solutionsは各自治体，郡，州のニーズに合わせてカスタマイズが可能。
e-@ction Election Solutionsの主な内容は以下の通り。
・有権者の登録：投票所についての混乱をなくし，登録手続を簡素化する。
・有権者の身元確認と認証：投票所での待ち時間を短縮し，有権者が複数票を投じるなどの不正に関与する可能性をなくす。
・投票システム：信頼性が高く，確実でわかりやすい方法を提供することで，混乱と不正を最小限に抑える。
・開票，集計，結果報告システム：迅速かつ正確で安全に行う。
◎関連記事
■インターネットが政治を変える日---暗号技術による電子投票の未来（前編）
■インターネットが政治を変える日---暗号技術による電子投票の未来（後編）
■「米有権者が希望する電子投票はネットよりもタッチ・パネル式」と米ガートナー
[発表資料へ]
