米Motorolaが米国時間1月10日に,2000年第4四半期と通年の決算を発表した。2000年第4四半期の売上高は101億ドルで,前年同期の91億ドルから11%増収。しかし,一時的な費用を除いた利益は3億3500万ドル(1株当たり利益は15セント)で,前年同期の5億6400万ドル(同25セント)と比べて41%の減益となった。

 一時的な費用を含めた利益は1億3500万ドル(1株当たり利益は6セント)。同じ条件の前年同期は3億2300万ドル(同15セント)だった。

 「販売は好調だったものの,製造コストや営業支出の増加が減益を招いた。我々は製造コストの削減や営業支出の抑制に努めてきたが,2001年には増益に向けてさらに対策を講じる」(Motorola社社長兼COOのRobert L. Growney氏)。

 分野別でみた場合,消費者向け通信機器の売上高は1%増にとどまった。グローバル・テレコム・ソリューションが19%増,商業/政府機関/業界向けシステムは8%増,広帯域通信は52%成長した。

 2000年通年の業績は,売上高が376億ドルで前年度の320億ドルから17%増収。一時的な費用を除いた利益は19億ドル(1株当たり利益は84セント)。前年度は14億ドル(同63セント)だった。

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