米McAfee.comが米国時間1月10日に,米SBC Communications傘下のインターネット・サービス企業Pacific Bell,Southwestern Bell,Nevada Bell,SNET,Ameritech.netとの非独占的提携を発表した。McAfee.com社がこれらの企業のDSL加入者に向けてセキュリティ・サービスを提供する。

 McAfee.com社は「SBC Security Center」のホスティングや管理,サポートを行う。Pacific Bell社,Southwestern Bell社,Nevada Bell社,SNET社,Ameritech.net社の顧客はSBC Security Centerから,McAfee.com社のアンチウイルス,プライバシ保護,ファイアウォールなどのソフトウエアをダウンロードし,自らのパソコンにインストールすることができる。サービスの利用料は年会費ベース。

 SBC Security Centerは2001年2月にオンラインで利用できるようにする。McAfee.com社はこの提携により最大6000万ドルの収入増加を見込む。

 McAfee.com社が提供する主なサービス内容は以下の通り。

・「Personal Firewall Service」:個人向けファイアウォール機能。ネットワークを監視し,パソコンとインターネット間で交わされる情報に制限を設ける。

・「VirusScan Online Service」:ウイルス対策機能や情報を入手するためのツールやアプリケーションを提供する。

・「Internet Privacy Service」:コンテンツ・フィルタリング機能や広告/cookie遮断機能などを提供する。不適切なコンテンツから子供を保護することができる。チャット・フィルタリング,個人情報管理,クレジット・カード番号などの重要情報の暗号化機能なども提供する。

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