米AT&Tが米国時間1月9日に,WWWホスティング能力の拡充と2001年の事業計画について明らかにした。

 AT&T社は2000年12月に,二つの「Internet Data Centers (IDC)」を開設した。これによってAT&T社が所有するIDCは合計13カ所となった。所在地は,米国ではニューヨークに3カ所とサンディエゴに2カ所のほか,シリコンバレー,ミドルタウン,フェニックス,シカゴ,オーランド。このほか英国のバーミンガム,日本の東京と大阪である。

 「WWWホスティングの総面積は,目標どおり100万平方フィート以上に達する」(AT&T社)という。これらのIDCはAT&T社のIPバックボーンに直接つながっている。

 AT&T社はIPバックボーンのOC-192(10Gビット/秒)への移行を完了したことも明らかにした。OC-192 IPバックボーンはボストン,シカゴ,ロサンゼルス,ニューヨーク,セントルイス,サンフランシスコを結ぶ。56Kビット/秒~622Mビット/秒(OC-12)のインターネット接続サービスに対応する。

 同社は2001年に,8カ所のIDCを開設し,WWWホスティング能力を2倍以上に高める計画である。少なくとも1カ所は米国外に設置するという。

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