米RSA Securityが米国時間12月21日に,米Symantecに暗号技術をライセンス供与したことを明らかにした。

 ライセンス供与したのは,RSA社の「BSAFE Crypto-C」「BSAFE Crypto-J」「BSAFE Cert-C」「BSAFE Cert-J」。Symantec社はこれらの暗号技術を自社の製品に組み込むほか,インターネット向けのセキュリティ製品にも搭載する計画である。

 RSA社のBSAFE製品はSSL,SMIME,WTLS,IPSec,PKCSを実装するためのソフトウエアである。現在,多くのWWWブラウザ,無線機器,サーバー,電子メール・システム,VPN(virtual private network)製品に利用されている。

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[発表資料]