米Palmが米WeSync社を買収する。Palm社は米国時間12月20日に，両社が最終的合意に達したことを明らかにした。買収金額は4000万ドル～4500万ドル。現金と株式で支払われる。取り引きはPalm社会計年度の2001年第3四半期に完了する予定である。

　WeSync社は1997年に設立された，グループ間での情報共有ソフトウエアの開発を手がける企業。Palm機向けのソフトウエアである。従業員27名を抱える。

　「WeSync社の人材と知的財産を用い，ユーザーが自身のPalm機とパソコン間だけでなくグループで情報共有できる環境の実現を目指す」（Palm社）としている。例えば，Palmユーザはインターネットや携帯電話機を介してカレンダ，契約リストやデータベースなどの情報を無線でダウンロードし閲覧することができる。

◎関連記事
■米パームが音声対応とセキュリティ強化のPalmOS戦略，次期Palm OS 4.0も披露
■米パームが韓国サムスンに「Palm OS」をライセンス供与
■米パーム，携帯電話を介してインターネット接続するためのキットを発表
■Palm，フィールド・セールス市場に向けた取り組みで米IBMなどと提携
■IBMがPalm機向けのWWWサービス・ソフトウエア「SWAP」を発表
■第二のiモードをねらうPalm
■携帯情報端末の世界生産台数は2000年に1000万台突破
■2000年のPDA売上高は1999年の2倍以上に，NPDの調査

[発表資料へ]