米Strategy Analyticsが米国時間12月20日に,世界の無線データ市場を調査結果を発表した。市場は2010年に4500億ドル規模に達する。
エンターテインメント・アプリケーションが市場の最大収入源としてメッセージング・サービスに取ってかわるという。
「2010年における世界の無線データ・ユーザーは推定13億人。しかし第3世代(3G)ネットワークを利用するユーザーは,そのうちわずか24%。現実には,384kbps以上のデータ転送速度を要するインタラクティブ・マルチメディア・アプリケーションへの需要はない」(Strategy Analytics社Wireless Services部門副社長のDavid Kerr氏)。
そのほかの主な調査結果は以下の通り。
・メッセージング・サービスは2010年まで市場における売上高の最大シェアを維持する。しかし2005年以降,エンターテインメント・アプリケーションが有力な収入源として台頭する。
・音声サービスはますます利用されるようになる。
コンテンツを無線対応に変換する場合,安全性やセキュリティ,高い信頼性や価値,楽しさに対するユーザーの主要ニーズに適応するかどうかが成功のカギを握る。しかし,「各分野におけるニーズや要求はそれぞれ非常に異なる」とStrategy Analytics社上級業界アナリストのCliff Raskind氏は忠告する。
[発表資料へ]