WWWアクセス管理製品のベンダー10社が集まり,XMLベースのセキュリティ標準仕様の策定で協力体制を敷いた。米Entrust Technologiesが米国時間12月20日に発表したもの。

 安全なWWWトランザクションを実現するための,セキュリティ情報を共用するための標準仕様を開発する。参加企業は以下の10社である。

 Baltimore Technologies,Entegrity Solutions,Entrust Technologies,Hewlett Packard,IBM傘下のTivoli Systems,Sun-Netscape AllianceのiPlanet E-Commerce Solutions,Oblix,OpenNetwork Technologies,Securant Technologies,TransIndigo。

 これら10社はXMLの標準化促進団体OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)で最近発足した委員会,OASIS XML-Based Security Services Technical Committee (TC)のなかで活動していく。

 「目的は,異なるWWWセキュリティ・システム間で,複数のサイトにまたがったトランザクションとセッションの詳細をシームレスに交換できるようにすること。そのための標準仕様を開発する」(10社)。

 なおOASIS XML-Based Security Services Technical Committeeの最初の会議は2001年1月9日に開催される予定である。

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