米IDCが米国時間12月18日に,インターネットを介した教育トレーニング「e-learning」市場に関する調査結果を発表した。
それによると,1999年にe-learningを提供している大学数は1500校だったが,これが2004年には2倍以上に拡大し3300校を超えるという。e-learningコースの学生数は同期間に年平均33%で増加する。
「技術の進歩に加え,生徒と大学のニーズや関心の変化が,e-learningを単なる通信教育から無数のハイテクを盛り込んだモデルへと変えた」(IDC,Education Markets ResearchプログラムのアナリストStephen Webber氏)。
4年制大学は,今後も引き続き2年制大学の2倍以上をe-learningに費やす。しかし,2年制大学の支出額は4年制大学に比べて急激に増加する。e-learning市場は今後4年で7億5000万ドル規模に成長するとみる。
「e-learning向けの技術,スタッフ,ハードウエア,通信サービスなどを含む関連支出は合計で30億ドルにのぼる」(Webber氏)。
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