米Microsoftは米国時間12月14日,2000年10~12月期と通年(2000年1月~12月期)の業績見込みを下方修正すると発表した。売上高,最終益がともに当初の予想を下回る。

 2000年10~12月期の業績では,売上高と利益が当初の予想より5~6%下回る見込み。売上高が64億~65億ドルの範囲にとどまり,1株当たり利益(EPS:Earning Per Share)は0.46ドルあるいは0.47ドルになると見込んでいる。

 通年の業績は,売上高が252億~254億ドルとなり,当初予想を5%程度下回る。EPSは1.80~1.82ドル。

 「他のハイテク企業と同様で,世界経済の低迷がパソコン販売,企業のIT支出,消費者向けオンライン・サービス/広告販売の伸び悩みが業績に影響を及ぼしている。ただしIT市場やパソコン産業の長期的見通しは依然有望と考えている。我々は新しい製品や技術のラインナップを揃えており,これらは消費者から高い評価を得ている,また我々は企業市場でも躍進しており,このことに大変興奮している」(Microsoft社CFOのJohn Connors氏)。

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