米Cisco Systemsは米国時間12月14日,CDMA技術による構内無線LANシステムを提供する韓国系ベンチャーのExiOを約1億5,500万ドルで買収すると発表した。ExiOが提供する技術により,CDMAベースの構内無線LAN上でVoIPを実現できる製品を提供するのがCiscoの狙い。

 ExiOが提供する技術の特徴は,構内無線LAN上で比較的品質の高い音声を伝送すること。既存のVoIP製品にケーブルの敷設工事が不要の無線LAN向けの製品を追加することによりユーザーの選択肢や利便性をいっそう高められるという。

 ExiOの買収は株式の等価交換方式で行う。買収総額は1億5,500万ドル相当。Ciscoの2001年会計年度で第3四半期にあたる2001年4月末までに買収を完了する予定。

 ExiOは1999年に設立した韓国系ベンチャー。従業員数は38名。そのうち28名はSan Jose,10名は韓国に在籍している。

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