米IntelがアイルランドのLeixlip工場を拡張し,ウエーハの量産工場「Fab24」を建設することを米国時間6月19日に明らかにした。20億ドルを投じる。まもなく着工し,製品の第1弾は2001年後半にも登場する予定。

 これは,Intel社のBarrett社長が「2000年は半導体に60億ドルを投資する。99年の2倍にする」として2000年4月に発表した半導体への積極投資策の一環となるもの。5月末にも,300mmウエーハに関してニューメキシコの工場拡張に対して20億ドルを投じると発表している。

 敷地は約100万平方フィートで,このなかにはマイクロプロセサに使うクリーンルームの敷地(13万5000平方フィート)が含まれる。0.13μmルールの半導体製造技術を使う。当面は200mmウエーハの製造に向け,後に300mm向けに移行する。

 同社では,この新工場で2004年までに1000人以上を雇用する計画である(現在は3000人の従業員を抱える)。なおIntel社のアイルランドにおける製造工場関連の投資額は,これでおよそ45億ドル規模となる。Leixlipの工場では,Pentium IIIプロセサやCeleronプロセサ,チップセットを生産する。

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  • www.intel.comに掲載の発表資料