米Vault.comが米国時間12月13日に,従業員の勤務中のインターネット利用に関するて調査結果を発表した。企業の雇用主670人および従業員451人を対象にしたアンケート調査で,今年の9月に実施されたものである。

 それによると,40%の従業員が勤務中にインターネットを利用して買い物をしていることがわかったという。

 多くの雇用者が従業員のインターネット利用を「大目に見ている」。35%の雇用者が,10~30分程度なら仕事と関係のないネット・サーフィンでもかまわないとしている。また25%の雇用者は30分~1時間なら許容範囲内とした。

 このほか以下のような回答があった。

・職場のアクセス速度は自宅のものよりもかなり速い。たまに高速接続が重要と考えられるときに職場でインターネットを利用している。

・夜7時や8時頃まで働いている場合に,平日にしかできないことを仕事中に行うのは問題ではない。

・従業員に1日の大半を仕事に従事してもらおうと期待するのであれば,従業員が慎重に行動する限り,多少の時間は個人的なことに割いてもかなわない。

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