米IDCが米国時間12月12日に,光/リムーバブル記録メディア市場に関する調査結果を発表した。光/リムーバブル記録メディアには,書き込み可能なCD(CD-R/RW),書き込み可能なDVD,3.5インチの光磁気ディスク(MO),大型の光ディスク(5.25インチ,12/14インチ),ローエンド向け磁気ディスク(Zipなど),ハイエンド向け磁気ディスク(Jazzなど)が含まれる。

 それによると,光/リムーバブル記録メディアの売上高は2000年の28億ドルから2004年には42億ドルに達する。出荷枚数は1999年に173%も増加しており,2004年には58億枚近くにのぼるという。

 「CD-Rがリムーバブル・メディア市場を牽引している。デスクトップ機においてはフロッピーに代わる存在となるだろう」(IDC,StorageプログラムのアナリストPeter Brown氏)。

 2000年における書き込み可能なCDの出荷枚数は市場全体の97%,売上高では51%を占める見込みである。

 「書き込み可能なDVDも大きく伸びている。しかしデータを読みとるDVD-ROMドライブの設置台数が少ないことから,書き込み可能なDVDの普及は2004年までは限られた範囲にとどまる」(Brown氏)。

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