米ActivMedia Research LLCが米国時間12月12日に,WWWサイトの構築と運営に関する経費について調査した結果を発表した。
それによると,2000年にWWWサイト事業者はWWWサイトのホスティング,設計,プログラミング,システム,ネットワーク・ハードウエアに220億ドルを費やしたという。内訳は以下の通り。
■WWWサイト開発に関する年間経費の割り当て サイトの設計やプログラミング 26% ホスティングやアクセス 13% コンピュータや周辺機器 12% コンサルティング 10% WWWアプリケーション 10% ソフトウエア 8% システム・インテグレーション 8% オンライン・トランザクション 7% ネットワーク・ハードウエア 6% 出典:ActivMedia社
年間経費の中で,サイトの設計やプログラミングにかかる費用が,ほかを引き離して最も大きな割合を占めている。13%を占める,ホスティングとアクセス・サービス料金の2倍である。全費用のうち,約半分は開発にあてられ,残りの半分は,ホスティングを含むサイト運営やメンテナンスに向けられている。ただし,この割合は,サイトのタイプによって異なってくる。
ActivMedia マーケット・リサーチ部門のHarry Wolhander氏は,次のように付け加える。「WWWサイトの設計や運用にかかるコストの大部分は,WWW事業の収益によってまかなわれている。WWWサイトへの投資に積極的な企業は,最先端のオンライン・ビジネスを開発するために必要なスキルや能力を,社内で持とうとしている。一方,中間レベルの企業は,サイトの技術サポートを社外に依頼する傾向にある」
[発表資料へ]