米Palmが韓国Samsung Electronicsに「Palm OS」をライセンス供与したことを,両社が米国時間12月12日に発表した。
Samsung社はPalm OSを組み込んだスマートフォンを開発する権利を得る。最初の製品は北米市場に向けたCDMA携帯電話機で,2001年第2四半期にも市場に投入する。
「多くのお客様は個人や会社の情報を出先で管理したいと思っており,モバイル・マルチメディア機能を備えた製品を求めている。この契約でSamsung社は無線携帯電話の通信機能とPDAのデータ管理機能を組み合わせてお客様に提供できるようになる」(Samsung Telecommunication America無線部門上級副社長のPeter Skarzynski氏)。
Samsung社は米国向けCDMA携帯電話機の大手。また米Dataquestの調査によると,1999年には全世界で1770万台の販売実績を持つ。
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