米Unisysと米Dell Computerが米国時間12月7日に,両社の提携関係を拡大すると発表した。両社はサーバーやパソコン製品,サービスに関して協力体制をとる。

 両社はすでに趣意書に署名した。最終合意の調印は2001年はじめに行う予定である。

 主な提携内容は以下の通り。

■Dell社はUnisys社の「Cellular MultiProcessing (CMP)」アーキテクチャをベースにした企業向けサーバー「APA 7000」(プロセサ16個と32個)をDellブランドで販売する。CMPは32個のプロセサと64Gバイトの主記憶から成る構成をとれる。米Microsoftの「Windows 2000 Datacenter Server」向け。CMPサーバーのインストレーション・サポートや技術/管理サービスにはUnisys社のサービス・コンサルタントを派遣する。

■Unisys社はDell社のミッドレンジ・サーバー「PowerEdge」(プロセサ2個,4個,8個)をUnisysブランドで販売する。またPowerEdgeユーザーに対するサポートを行う。

■Unisys社はDell社の推奨サービス・プロバイダ(Preferred Services Provider)となり,特定のDell社製品に関する保証とサポート,ネットワーク・サービス,システム・インテグレーション・サービスを提供する。

■Dell社はUnisys社の顧客に,自社のデスクトップ・パソコン「OptiPlex」系列製品,ノート・パソコン「Latitude」,1プロセサ搭載のPowerEdgeを提供する。Unisys社のネットワーク管理サービス,アウトソーシング,技術サービスに契約している顧客が対象となる。注文はDell社が受け,サポート・サービスはUnisys社が担当する。

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