ウイルス対策ソフトとサービスを手掛ける米Central Commandが米国時間12月6日に,PDAなどハンドヘルド機器ユーザーのセキュリティ意識に関する調査結果を発表した。

 6万4563人にハンドヘルド機器におけるウイルスや悪意を持ったアプリケーションへの関心度や被害経験などについての質問を電子メールで送り,3011人から回答を得た(有効回答率4.6%)。

 それによると,「Windows CE」や「Palm」ユーザーの98.7%はアンチウイルス・ソフトを利用していない。しかし81%のユーザーは,自身が所有するハンドヘルド機器に感染するかもしれない将来のモバイル・ウイルスについて懸念しているという。

 ちなみに回答者3011人のうち,現在ハンドヘルド機器を所有している割合は36%だった。4%は今年のクリスマス・シーズンに新規購入する予定である。

 またCentral社は,提携企業とともにWindows CE向けアンチウイルス・ソフト「AVX for Windows CE 3.0+」とPalm向けアンチウイルス・ソフト「AVX for Palm OS 3.0+」を同日発表した。

 AVX for Windows CE 3.0+は「Pocket PC」「Palm-size PC」「Handheld PC Pro」に対応する。ARM,MIPS,SH3,SH4プロセサをサポート。www.avx.comで無料配布している。

 AVX for Palm OS 3.0+は「Palm V」に対応する。使用メモリ容量は5Kバイト。www.avxstore.comから特別価格9.95ドルで購入できる。

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