米IDCが米国時間12月4日に,Windows 2000の出荷状況に関して調査した結果を発表した。

 それによると,Windows NTを追い越す勢いでWindows 2000の導入が進んでいるという。2000年第4四半期におけるWindows 2000の出荷本数はWindows NTのそれを170万本上回る見込み。2001年の終わりにはWindows 2000の出荷本数が,Windows NTとWindows 2000の合計のほぼ71%を占める。

 「Windows 2000への移行作業が現在行われている。この状況が今後1年~1年半続くだろう」(IDC,System Software調査部門マネージャのAl Gillen氏)。

 また「Windows 2000 Professional」が「Windows NT Workstation」の置き換えとして,「Windows 2000 Server」よりも速く導入が進むとIDCは予測する。2000年末におけるWindows 2000 Professionalの出荷本数は,Windows 2000 ProfessionalとWindows NT Workstationの合計の40%以上を占める。2001年末にはその割合が72%に拡大する。

 「Windows 2000 ProfessionalがWindows NT Workstation 4.0では対応していないハードウエア技術をサポートしていることが普及要因の一つ。たとえばUSB (universal serial bus),電源管理,プラグ・アンド・プレイ機能などに対応している」(Gillen氏)。

  しばらく導入が進まなかったWindows 2000 Serverは,普及にはずみがついたところである。2000年12月における出荷本数は,Windowsサーバ製品の約35%を占める。2000年全体でみた場合はわずか16%。2001年末におけるその割合は56%に拡大する。

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