米Microsoftが米国時間11月30日に,「Microsoft TV Content Developer Program」を拡張すると発表した。ゲームや教育,エデュテインメントなどパソコン用コンテンツをエンハンスドTV向けに移植することを支援する。
ロサンゼルスで行われていた「Western Cable Show」にて発表したもの。Microsoft社は,TV Access Channel Serverと呼ぶソフトウエアを提供する。
Microsoft社は同日,教育向け人気CD-ROMソフト「Reader Rabbit」を持つソフトウエア・プロバイダ米The Learning Companyが,同プログラムに参加したことを明らかにした。「TV Access Channel Server」を用いて,「Reader Rabbit」をインタラクティブTV向けに移植する。
「TV Access Channel Server」は,サーバー・アプリケーション。Windowsベースのパソコン用コンテンツを,セットトップ・ボックス向けに変換する。「サーバー・ベースなので,コンテンツやプラグイン・ソフトのアップグレードなど,集中管理が容易に行える」(Microsoft社)。
「TV Content Developer Program」では,参加企業は開発キット(Content Developer kit)や技術サポート,オンラインによる情報提供などを受けるほか,Microsoft社の開発センターでコンテンツの動作テストを行うことができる。
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