米Intelの副社長Pat Gelsinger氏が,米国時間2月15日から始まった開発者会議「Intel Developer Conference(IDF)」の基調講演で,USB2.0のデモンストレーションを披露するとともに,AGP4x後継グラフィックス・アーキテクチャを含む次世代パソコン技術の概要を明らかにした。

 基調講演の概要は以下の通り。

■新たなパソコン・コンセプト "fit easily into your hand"
 狙いは使いやすさ。薄型PCI/AGPカードなどを基調講演では披露した。

■USB 2.0の初めてのデモンストレーション
 USB 2.0対応の機器は2000年後半に登場する。USB2.0は,米Compaq Computer,米Hewlett-Packard,Intel社,米Lucent Technologies,米Microsoft,NEC,オランダPhilipsが中心となって仕様を固めている。USB2.0のデータ転送速度は,USB 1.1の40倍である480Mビット/秒。

■Beyond AGP4x Initiative
 AGP4x後継のグラフィックス・インタフェースを,グラフィックス・ベンダやパソコン・ベンダと策定する

■HDDをつなぐためのシリアル・インタフェース「Serial ATA」

 2000年後半に明らかにする。仕様策定は,米APT Technologies, 米Dell computer, 米IBM, Intel社, 米Maxtor, 米Quantum,米Seagateが行っている。

 x86プロセサ関連の情報化の技術・製品・市場に関する情報は,『x86の未来』サイト(http://bizit.nikkeibp.co.jp/it/x86/index.html)で詳しくお読みいただけます。

[www.intel.comに掲載の発表資料]