米Microsoftが米国時間4月25日に,Windowsの将来版をSerialATA対応にすることで「SerialATA Working Group」と協力体制に入ったことを明らかにした。

 同グループは,米Dell Computer,米Intel,米IBM,米Seagate Technologies,米Quantum,米Maxtor,APT Technologiesが結成した業界団体。次世代のハード・ディスク装置インタフェース「SerialATA」の仕様策定を目的として設立された。

 Microsoft社は,WindowsパソコンへのSerialATA搭載を容易化できるように,同グループとの連携のもと現在開発作業を進めている。将来的には,ユーザがWindowsパソコンでハード・ディスク装置をアップグレードするのが簡単になる。

 「SerialATA対応により,ユーザはアップグレード時のダウンタイムを大幅に短縮できる」(Microsoft社ディレクタ,David Williams氏)とする。

 SerialATAはパソコンとハード・ディスク装置をシリアル・インタフェースでつなぐもの。仕様が明らかになるのは2000年後半である。SerialATAは,Intel社が今年2月に開催した開発者会議「Intel Developer Conference(IDF)」で初めて明らかにした。そのときの概要は「【IDF速報】Intel,ポストAGP 4x,Serial ATAなど次世代パソコン技術を明らかに」を参照されたい。

[www.microsoft.comに掲載の発表資料]