米Eastman Kodakと米Scientific-Atlanta(SA)が写真共有サービスに関する提携の手続きを完了した。Scientific社が米国時間11月29日に明らかにしたもの。両社は消費者がテレビで写真を閲覧,共有,プリント発注できるサービス「Kodak Picture Channel」の提供に協力体制を敷く。

 Kodak Picture ChannelはケーブルTV向けサービス。SA社製デジタル・セットトップ・ボックス(STB)「Explorer」で利用できる。Kodak社のオンライン写真サービスの一部とし,同社のデジタル・インフラと連携する。Kodak Picture Channelのトライアルは2001年第1四半期に開始する。

 Kodak社とSA社はケーブルTV事業者が顧客にサービスを提供するための包括的なシステムを共同で開発する。SA社がサービスとサポートを担当する。また両社はマーケティングに関しても協力する。

 Kodak Picture Channelの主な機能は以下の通り。

・デジタル・カメラをExplorerに接続して写真をアップロードし,保存できる。
・電子写真アルバムを作成し,画像を分類する。
・Kodak社のオンライン現像プリント・サービス「Print@Kodak」を通じて写真のプリントを注文する。
・電子メールにデジタル画像を添付したり,デジタル画像へのリンクURLを伝えるなどして写真を共有する。


◎関連記事 ■Scientific-Atlanta,ディジタルSTBの製造能力を70%増強,年産520万台に
KodakとHPが写真小売店向けディジタル・フォト・サービス装置の開発でジョイント・ベンチャ設立

[発表資料へ]