米Hewlett-Packard (HP)が米国時間11月28日に,金融機関向けの企業間電子決済ソリューションを発表した。トランザクションごとにオンラインを介して決済を処理し記録する。

 「用紙ベースの手続きによる無駄を省き,正確で迅速なトランザクション処理を行うことで,最大80%のコスト削減が見込める」(HP社)という。

 インターネット取引所(eマーケットプレース),電子商取引,電子調達,販売サイトなどに取り込んだ利用を想定する。外貨決済に対応し,オンラインで取り引きが行われた時点のレートで支払い/受け取りを処理する。またワークフローやトランザクションの管理を集中化することで決済処理の効率化を図る。

 HP社の企業間電子決済ソリューションは二つの要素から成る。一つは購入者の口座,購入制限額,企業割引(コーポレート・ディスカウント),決済関連の認証や警告などを設定するハンドラ。もう一つは,顧客の電子商取引サイトを安全に金融機関に接続するリンク機能。この二つの機能はHP社のソリューション・スイート「HP Enterprise Commerce」組み込まれている。

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