米Cahners In-Stat Groupが米国時間11月21日に,米国家庭の広帯域インターネット接続に関する調査結果を発表した。

 それによると,オンライン接続を行っている米国家庭の約9%はDSLあるいはケーブル・モデムの広帯域インターネット接続を利用している。DSLとケーブル・モデム接続を合わせた加入者数は1999年から2004年にかけて77%成長し,売上高は同期間に10億ドルを超える程度から133億ドルに増加する。

 「広帯域ユーザの33%が家庭内ネットワークを導入している。ストリーミング・メディアを主に活用している広帯域ユーザーはわずか5%である」(In-Stat社ISPサービス部門業界アナリストのDaryl Schoolar氏)。

 その他の主な調査結果は以下の通り。

・25才~44才の広帯域ユーザーのうち65%は4年制大学あるいは大学院卒である。

・広帯域ユーザーの約40%は独身。

・50%以上の広帯域ユーザーは年収が5万ドル以上。

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