米Infonetics Researchが米国時間11月21日に,2000年第3四半期における広帯域接続向けハードウエアの売り上げに関して調査した結果を発表した。

 調査によると,2000年第3四半期におけるDSL向けCPEの売上高は5億1200万ドルだった。これが2001年第3四半期には15億ドルに達するという。ケーブル・モデムとルータは2000年第3四半期に230万台を出荷し,4億4000万ドルを売り上げた。

 広帯域接続向けハードウエアには,ADSL (asymmetrical Digital Subscriber Line),SDSL (Symmetric Digital Subscriber Line),IDSL (ISDN Digital Subscriber Line)などのDSL向け顧客宅内機器(CPE:Customer Premise Equipment)や,ケーブル・モデムとルーター,マルチサービス向けルーター,統合アクセス装置(IAD:Integrated Access Device)が含まれる。

 「第3四半期はADSLが好調で,出荷台数は世界で58%増加した。SDSLとIDSLの出荷台数減少を補うかたちとなった」(Infonetics Research社執行ディレクタのJeff Wilson氏)。

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