ネットワーク機器関連の調査を行っている米Dell'Oro Groupが米国時間11月17日に,2000年第3四半期のxDSL(Digital Subscriber Line)機器市場について調査した結果を明らかにした。
顧客宅内機器(CPE:Customer Premise Equipment)とアクセス・コンセントレータを合わせた市場全体の売上高は130億ドルとなり,第2四半期に比べて32%増加した。
アクセス・コンセントレータの市場でみると,売上高の前期に比べた伸び率は46%。フランスのAlcatelが売り上げベースのシェアで首位を維持した。売上高は2位の米Lucent Technologiesの2倍である。
CPE市場の売上高を前期と比較すると伸び率は7%。売り上げベースでのシェアの首位は米Efficient Networks。しかし伸び率が高かったのは,イスラエルのOrckit Communications(Fujitsu/Orckit)と米3Comで,それぞれ157%と58%だった。
■2000年第3四半期のxDSL機器売上高
アクセス・コンセントレータ | CPE | |||
3Q | 前期比伸び率 | 3Q | 前期比伸び率 | |
売上高合計(100万ドル) | $919 | +46% | $397 | 7% |
出典:Dell'Oro Group
アクセス・コンセントレータ | CPE | ||||
メーカー | 順位 | 伸び率 | メーカー | 順位 | 伸び率 |
Alcatel | 1 | +45% | Efficient | 1 | +13% |
Lucent | 2 | +141% | Alcatel | 2 | +43% |
Cisco | 3 | +77% | Westell | 3 | -20% |
Copper Mountain | 4 | +16% | 3Com | 4 | +58% |
Nortel | 5 | +114% | Orckit | 5 | +157% |
出典:Dell'Oro Group
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