米Microsoftは米国時間11月15日,同社の電子メール・サービス「MSN Hotmail」を韓国語,繁体字中国語,簡体字中国語に対応させたと発表した。これによりMSN Hotmailの対応言語は10カ国語となる。

 米IDCなどの調査会社のデータによると,韓国語と中国語を利用するオンライン・ユーザーは3700万人以上。2001年にはさらに1000万人の新規オンライン・ユーザーが加わるとみられる。

 最新のMSN Hotmailではフィルタ機能「Inbox Protector」とセキュリティ設定機能の強化も図った。Inbox Protectorに新たに加わったオプションで,ユーザーはアドレス帳に記載した個人や特定ドメインから送られたメールしか受信しないよう設定できる。

 またMicrosoftは,インスタント・メッセージ・サービス「MSN Messenger Service 3.5」の配布を開始したことも明らかにした。MSN Messenger Serviceは米国とカナダでパソコンと電話間の通話を無料で行うことができる。そのほか,友人とのファイル共有,チャット,パソコン間の音声会話,電子メール送信,インスタント・メッセージの交換が可能。バージョン3.5ではMSN Hotmailとの連携を強化した。MSN Messengerは韓国語,繁体字中国語,簡体字中国語を含む26カ国語に対応する。

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