「ポルノ画像を含むWWWサイトは2000年末までに1000万に達する」。米Telemate.Netが米国時間6月22日に調査結果を発表した。

 Telemate.Net社では,WWWサイトを297のカテゴリに分類し,このうちポルノ画像サイトについて,ユーザのWWWサイト閲覧時間やダウンロードの有無,定期的な訪問サイトなどについて詳細なデータを得た。

 それによると,職場では高速ネットワークが利用できることもあり,昼休みや上司の目が届かない時などに,ポルノ・サイトへ立ち寄るよう誘惑される気分が著しく高まる,としている。米SexTrackerの調査報告によれば,「ポルノ・サイトのトラフィックを見るとその70%が平日の午前9時から午後5時という就業時間中のアクセスである」という。また,米eMarketer.comでは,「年収7万5000ドルから10万ドルを稼ぐ従業員が職場でダウンロードするポルノは年収3万5000ドル未満の従業員の2倍である」と報告している。

 「高速ネットワークと匿名で利用できる安心感により,職場がポルノ・サイトのWWWサーフィンに格好の環境となっている。就業時間中の不適切なWWWサイト閲覧が法的な問題に発展することなどを避けるためにも,企業は,インターネットの利用方針について規則を整え,会社の経営資源は無断のWWWサーフィンなどの目的で使われるものではないことを明確にすべきである」(Telemate.Net社マーケティング部門担当上級副社長,ViJay Balakrishan氏)。
[www.businesswire.comに掲載の関連資料]