米IBMが米国時間11月14日に,米国の個人消費者やあらゆる規模の企業に向けたハードウエアの回収サービス「IBM PC Recycling Service」を発表した。

 システム本体,モニタ,プリンタなどを対象にする。IBM社以外のメーカの製品も受け付ける。手数料は配送料も含めて29ドル99セント。ユーザーはハードウエアを梱包し,United Parcel Services of America(UPS)便でリサイクル・センタ「Envirocycle」に発送する。

 年数や性能に応じて,できるだけ多くの部品を再利用やリサイクルにまわす。一部のハードウエアは外装を一新して非営利のチャリティ団体「Gifts in Kind International (GIKI」に寄付する。回収したコンピュータが寄付可能な状態の場合,提供者は年間課税の控除に適用する領収書を受けることができる。

 消費者は,IBM社のデスクトップ機「NetVista」やノート型パソコン「ThinkPad」などのシステムを新たに購入する際にも,IBM PC Recycling Serviceを利用することができる。

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