米ViAが米国時間11月10日に,米Transmetaと提携し,Crusoeプロセサを搭載する次世代ウェアラブル・コンピュータを開発すると発表した。

 「他社のマイクロプロセサも検討したが,Crusoeを選んだ。Crusoeは,モバイル・ワーカーが求める処理能力を保ちながら,消費電力と発熱を抑えるという条件を満たす」(ViA社社長のEd McConaghay氏)。

 なお同社は米国国防総省高等研究計画局(DARPA:Defense Advanced Research Projects Agency)からの資金提供を受けて現在,次世代ウェアラブル・パソコンの実地試験を行っている。今年中にこの試験を完了する。

 次世代ウェアラブル・パソコンは,2001年第1四半期末には利用可能になると見込む。最初の製品は700MHz動作のCrusoeを搭載し,OSにはWindows 2000を採用するいう。

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