米Sun Microsystemsは米国時間6月15日に,ストレージ・システムの新製品系列「Sun StorEdge T3 Array」やソフトウエア,関連サービスなどを発表した。

 Sun StorEdge T3 Arrayの1台あたりの記憶容量は162Gバイト。2台1組みの構成を拡張していくことで,最大88TバイトまでのRAIDシステムを構築できる。Solarisや,HP-UXの現行バージョン,IBM AIX,Windows NT,Windows 2000 NT,x86版Linuxに対応する。価格はワークグループ向けが3万2500ドル(162Gバイト)から。エンタープライズ向けは327Gバイトの構成で9万1450ドル,2.6Tバイトの構成では46万5900ドル。今年7月11日から利用可能になる。

 なおSun社は,このStorEdge T3 Arrayと,データ保護のためのソフトウエア,年中無休体制のサービスの三つでストレージ事業を構成する。

 ソフトウエアに関しては,「StorEdge Network Data Replicator(SNDR)」と「StorEdge Instant Image」の発表を行った。遠隔でのデータ複製や管理が可能になる。SNDRの価格は,9000ドル~7万2000ドル。

 サービスでは,遠隔監視/管理サービスの「Sun Remote Services」をはじめ,コンサルティングや専門のサポート・スタッフ,トレーニング/認定サービスなどを提供する。

 IDCによるとディスク・ストレージ・システム製品の市場は2003年までに460億ドル規模に達するという。1999年に比べて160億ドル以上増えることになる。

  • www.sun.comに掲載の発表資料1
  • www.sun.comに掲載の発表資料2
  • www.sun.comに掲載の発表資料3