米Texas Instruments (TI)と米Microsoftが米国時間11月8日に,第2.5世代(2.5G)GSM/GPRS対応の無線携帯端末機器に向けた無線ソリューションに関して協力体制を敷くことを明らかにした。TI社のDSPベースのGSMチップセット技術と,Microsoft社のスマートフォン向けソフトウエア(開発コード名:「Stinger」)をベースにする。

 電子商取引,モバイル・インターネット・アクセス,企業の電子メールといった広帯域対応の無線アプリケーション活用を想定する。

 TI社は,同社のDSPベースのプロセサとアプリケーション・プロセサを組み合わせ,Stinger対応のアプリケーションを動作できるようにする。TI社のDSPプラットフォーム「Open Multimedia Application Platform (OMAP)」を採用する。

 同社は,DSPベースのプロセサとアプリケーション・プロセサを統合したLSIをすでにサンプル出荷している。2001年後半に量産体制に入る予定である。

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