米VeriSignが米国時間11月7日に,mコマースの開発者向けプログラム「Wireless Developer Program」を発表した。

 独立系ソフトウエア・ベンダーなどが無線環境での電子商取引を視野に入れ,安全性の高いトランザクション機能を提供できるようにする。

 プログラムの参加企業には,2roam社,Air2Web社,AlterEgo社,CommTouch社,Covigo社,DoOnGo社,Jataayu社,Livemind社,MobileQ社,Oceanlake社,room33社などが含まれる。これらの企業は自社の製品に,VeriSign社の認証サービスや決済サービスを取り入れる。

 VeriSign社の無線サービス向けプラットフォーム「Wireless Trust Services Platform」を利用することによって,クレジット・カード番号,オンラインの申込書,金融データといった重要な情報をハッキングなどの攻撃から保護することが可能になる。公開鍵インフラ(PKI)やデジタル認証技術を使う。

 VeriSign社はWireless Developer Programを通してソフトウエア・ベンダーと協力し,無線環境でのセキュリティに関して以下の内容に取り組む。

・認証サービス

・バリデーション・サービス

・決済サービス

・サーバー・サードおよびクライアント・サイドの認証機能

・認証ポリシー

 Wireless Developer Programの詳細な情報はWWWサイトに掲載されている。

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