米SanDiskが米国時間11月2日に,データ圧縮技術の米Divioに720万ドルを出資し,株式の10%を取得したことを明らかにした。

 今回の出資は,ビデオ・アプリケーション向けフラッシュ・メモリ製品の開発に関する両社の提携の一環である。SanDisk社はDivio社に役員も派遣した。

 Divio社は1995年設立のベンチャー企業。シリコンバレーに拠点を置く。Motion JPEG(MJPEG)の圧縮伸長技術を持つ。デジタル・カメラ,パソコン用カメラ,デジタル・ビデオなどに向けたカスタムASICや関連ソフトウエアを開発している。MPEG-4の圧縮技術なども手掛ける。

 米IDC(International Data Corporation)によれば,デジタル・ビデオ製品市場は,2000年の40億ドルから2004年までには100億ドルを超える規模に成長するという。

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