米Ohio Supercomputer Center(OSC)は,米SGIが開発したItaniumプロセサ・ベースのクラスタ・システムの試作機を導入したことを明らかにした。OSCが米国時間11月2日に発表したもの。OSCはオハイオ州政府による研究機関。

 OSにLinuxを使った試作機である。クラスタ・システムは4ノード構成を採る。各ノードは2個のItaniumから成る。搭載したItaniumは,量産前のチップである。ノート間の接続には米Myricomの高速ネットワーク「Myrinet」を用いる。

 当面はOSCのスタッフが利用するが,12月からは学術研究用に開放される。

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[発表資料]