米Microsoftが米国時間10月31日に,Windows 2000の後継OS(開発コード名は「Whistler」)の初回ベータ版を発表した。

 「互換性検証を目的とし,またフィードバックが寄せられることを期待して」(Microsoft社),主要な提携企業や顧客,20万人を超える開発者にMicrosoft Developer Network (MSDN)を介して配布する。

 Whistler初回ベータ版はWiondwsで最初の64ビット対応版となる。顧客は米Intelの64ビット・マイクロプロセサ「Itanium」を搭載したシステムで動作検証や評価を行うことができる。

 Microsoft社は,Whistlerを段階的にリリースする計画である。まずデスクトップ向けから始め,次にサーバー向けをリリースする。一般の製品発売はデスクトップ向け,サーバー向けともに2001年後半を予定している。

◎関連記事
解説:時間稼ぎ?のWindows ME,主力はWhistlerに
米MicrosoftがWhistlerの暫定ビルドをリリース,アルファ版から大きな変更はなし
マイクロソフト,64ビットWindowsの日本語版を本邦初公開
次期Windows 2000の開発計画が明らかに
次期版WindowsにP3P対応のプライバシ保護機能
Microsoft,次期Windows「Whistler」にP3P対応のプライバシ保護機能

[発表資料へ]

(IT Pro注:◎関連記事
マイクロソフト,64ビットWindowsの日本語版を本邦初公開
◎BizTechでの関連記事
MS、開発中の日本語版64ビット次期Windowsをデモ