米Motorolaが米国時間10月31日に,組み込みJava環境「Java 2 Platform, Micro Edition (J2ME)」を利用した次世代携帯電話機向けアプリケーションの開発者を支援するプログラムを発表した。無線アプリケーションを手がける開発者コミュニティを形成する。

 プログラムへの登録はWWWサイトで受け付けている。登録は無料。

 このプログラムでは,マーケティング,営業,販売,エンド・ユーザー・サポートなどを提供する。開発者は主要な開発技術やオンライン・リソースにアクセスすることができる。

 プログラムに登録すると,Motorola社のiDEN Subscriber Groupから無償のCD-ROM版ソフトウエア開発者キット(SDK)の配布とWWWベースの技術サポートを受けることができる。アプリケーションを開発した参加者には,Motorola社がアプリケーションのテスト,個別対応のサポート,マーケティング,エンドー・ユーザ向けサポート・サービスを提供する。アプリケーション・テストとネットワーク・シミュレーションは独立系サード・パーティ・ベンダーが担当する。

 このプログラムは,Motorola社製のJ2ME対応携帯電話機を視野に入れたもの。Motorola社製のJ2ME対応携帯電話機は,2001年初頭に市場に登場する予定である。

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