米IDCが米国時間10月25日に,フラッシュ・メモリ・カードの世界市場について調査した結果を発表した。

 それによると,フラッシュ・メモリ・カードは1999年に160%も出荷枚数が増加した。市場はほぼ年率50%で成長大し,1999年の7億1700万ドルから2004年には53億ドル規模に達するという。

 「高速通信技術と価格低下がフラッシュ・メモリ・カード市場の成長を促す。ユーザーがWWWから入手したコンテンツを保存し転送する機会が増えれば,フラッシュ・メモリ・カードの生産量が増加し,価格低下につながる」(IDC,Semiconductor調査プログラムのマネージャXavier Pucel氏)。

 CompactFlashとSmartMediaが引き続きデジタル・カメラ市場で大きなシェアを獲得する。その他のフォーム・ファクタは主にモバイル機器市場からの恩恵を受ける。

 工業用や通信装置の需要でハイエンド・カードは成長を続ける。デジタル・カメラの人気により低価格の消費者向けリムーバブル・カードの需要が増加する。また,デジタル音楽プレーヤの急成長も大きな需要を生み出すとみる。

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