米MicrosoftとEloquent社が米国時間10月24日に,ストリーミング・メディアの管理と配信に関して提携関係に入ったと発表した。

 具体的には,Microsoft社のデジタル・メディアの作成/配信/再生のためのプラットフォーム「Windows Media Technologies」をEloquent社のストリーミング・メディア・システム「Eloquent Communications Server」に組み込む。またEloquent社はマルチメディア通信を利用している大企業向けに,Windows Media形式のコンテンツ作成サービスを提供する。

 Windows Media Technologiesを組み込んだEloquent Communications Serverは,Microsoft社の営業部門がプロモーションを行う。

 両社が提供するソリューションによって,「エンド・ユーザーはストリーミング・コンテンツを利用してプレゼンテーション用スライドの作成,製品のデモンストレーション,ディスカッション,文書作成などが可能になる。また企業はストリーミング・コンテンツを簡単に作成,検索,保護,管理し,e-learning(インターネットを介したトレーニング),企業コミュニケーション,WWWベースのマーケティングなどに利用することができる」(両社)としている。

 ちなみにMarket Decisions Corp.(MDC)が2000年4月に1200社の大企業を対象に実施した調査によると,ストリーミング・メディアの利用は1999年10月の10%から20%に倍増した。またストリーミング・メディアの導入を予定している企業は125%増えたという。

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[Microsoftの発表資料]
[Eloquentの発表資料]