米America Online(AOL)が米国時間10月24日に,会員数が世界で2500万人を突破したことを明らかにした。

 AOL社は9月に「会員数2400万人突破」,6月に「会員数2300万人突破」を発表していた。

 AOL社によれば,会員数はここ1年間で600万人増えたという。この1年間に,新たにブラジル,メキシコ,アルゼンチンでサービスを始めており,AOLサービスの提供地域は現在世界17カ国となった。8カ国語で利用できる。

 同社は,AOLサービスの新版「AOL6.0」を今週リリースする予定である。6.0では,使い勝手を高めたほか,「AOL Anywhere」対応機能や広帯域接続機能などを拡張した。「6.0の投入で会員数はさらに拡大するだろう」(AOL社)。

 AOL Anywhereは,「AOL TV」をはじめ,音声ポータル・サービス「AOL by Phone」,モバイル・サービス「AOL Mobile Communicator」,米Gatewayと共同開発のネット端末で提供する「Instant AOL」などでモバイル機能を提供するもの。

 同社と米Time Warnerとの合併手続きも,まもなく完了できる見通しという。「インターネット革命は,現在第2段階に突入したところだ。社会に与える影響はますます大きくなる。新会社AOL Time Warnerがこの革命をリードしていく」(AOL社会長兼CEOのSteve Case氏)。

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[発表資料]