米Lyra Researchは米国時間10月23日に,日本のデジタル・カメラ・ユーザーを対象とした銀塩カメラとフィルムの利用実態の調査結果を発表した。

 デジタル・カメラの普及に伴い銀塩カメラの利用頻度が低下し,フィルムの消費量がかなり減っている。調査は,デジタル・カメラを6カ月以上使っていて,かつ銀塩カメラも保有しているユーザー(2600人)を対象に,インターネットを利用して2000年8月に行った。

 回答者の60%が,デジタル・カメラの使用前に比べ,銀塩カメラの利用頻度が減ったと答えた。あまり変らないと答えたユーザーは35%だった。むしろ利用頻度が増えたと回答したユーザーは5%に過ぎなかった。

 またデジタル・カメラの普及に伴って,銀塩フィルムの消費量が大幅に減少している。デジタル・カメラを使う前は6カ月間で平均7本以上の銀塩フィルムを消費していたのに対し,使用開始後は6カ月間で平均5本となった。

[発表資料]