米Dell Computerと米Microsoftが米国時間10月23日に,NAS(Network Attached Storage)システムの開発で提携関係に入ったことを明らかにした。
Dell社のストレージ・プラットフォーム「PowerVault」とMicrosoft社の「Windows 2000」を組み合わせる。大企業ユーザー向けに,高性能で複数プラットフォームに対応可能な技術を共同で開発するく。価格や仕様については追って発表する。製品のリリースは2001年早々を予定している。
両社は2000年4月に,Dell社のPowerVaultや「PowerEdge」サーバ,「PowerApp」単機能サーバなどとMicrosoft社のWindows 200をベースにしたWWWホスティング支援ですでに提携関係に入っている。
「当社はストレージ事業を強化しており,第2四半期のストレージ製品販売は前年同期比70%増を達成した。通年では10億ドル近くに達するだろう。ストレージ・ベンダーとしては世界6位につけている」(Dell社)。
米IDC(International Data Corporation)の調査によれば,NAS市場は2003年まで年平均66%で成長し,1999年の8億5000万ドルの水準から2003年までには65億7000ドル規模に成長するという。
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