米Sprint PCS,Samsung Telecommunications America,米QUALCOMM 米3Comの4社は米国時間10月23日に,第3世代の移動体データ通信「cdma2000 1x」を使った音声/データ通信のフィールド試験に成功したと発表した。

 試験は今年7月と8月にSprint PCS社のネットワークを用いて行われた。cdma2000 1x技術のメリットが期待通りのものかを実証する目的で行われたもので,「北米で初の本格的な試験となった」(4社)。

 この結果4社は,音声とデータのスムーズな統合が立証できたとしている。速度144kbpsのデータ転送と35の音声通信を同時に実現した。

 試験はSprint PCS社のカンザス州の研究所で行われた。ネットワーク構築にはSamsung社の3G Base Station Systems V.4と3Com社のデータ・ネットワーク・システムを用いた。試験に使った電話機はSamsung社の既存製品とQUALCOMM社の試験機である。

3ComとSamsungがcdma2000準拠の携帯電話ネットワークで提携

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