「2.5Gや3Gの携帯電話を使ったWWW閲覧が急速に拡大している」。英ARC Groupが米国時間3月22日に調査結果を発表した。それによると,2.5Gや3Gの携帯電話を使ったWWW閲覧のユーザ数は5年以内に世界で6億人を超えるという。

 また2005年にはモバイルでデータ通信を利用するユーザが世界で10億人を突破し,デスクトップ機でインターネットにアクセスするユーザ数の7億4000万人を超えると予測している。

 「市場の成長については,ユーザが望むコンテンツやアプリケーションを用意できることが一つの鍵となる。顧客に焦点を当てていくことで,モバイル・エンターテインメント・サービスやそのほかのカテゴリを拡大できる」(ARC社コンサルタント・マネージャ,ERic Cariou氏)。調査結果は以下の通り。

・モバイル機器でのエンターテインメント・サービスでは,ソフトウエアやハードウエアの性能が重要。

・Location,Personalization,Emotion,Roleが重要。

・売上高では,モバイル向けの新たなアプリケーションの販売が牽引する。

表:モバイル・インターネットで需要の高いサービス
  (ユーザ数/単位:100万人)

1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005
メッセージング
(SMS,電子メール,ファクス)
31 100 230 399 611 916 1268
E-commerce(小売店)
(買い物,自販機,チケット販売)
2 12 36 107 195 318 469
金融サービス
(銀行サービスや株式の取次ぎ,e-キャッシュ)
12 50 123 225 357 529 798
イントラネット
(企業データベース)
1 5 20 49 81 129 206
インターネット
ブラウジング,WAP
0.4 4 20 85 183 344 614
エンターテインメント
(オンライン/ダウンロード,ゲーム,オーディオ,ビデオ)
19 61 143 246 372 554 775
ロードマップ/シティガイド
(モジュールやテレマティックスを除く)
1.5 47 146 239 345 488 785
出典: ARC Group社

  • www.prnewswire.comに掲載の関連資料

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