スウェーデンのEricssonが現地時間10月20日に,ドイツの通信キャリアMobilCom AGと第3世代(3G)携帯電話ネットワークに関して提携を結んだことを明らかにした。
契約規模は13億5000万ドル(16億ユーロ)である。Ericsson社はMobilCom社の3Gネットワークの独占供給者となる。
「Ericsson社はこれまで行われた21件の3G関連商談のうち16件で契約を獲得している」(Ericsson社)という。
Ericsson社はMobilCom社のドイツにおけるUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)方式ネットワークのインフラ構築を担当する。またEricsson社とMobilCom社はターミナル,アプリケーション,ネットワーク管理についても協力体制を敷く。契約期限は2003年までとする。
なお,MobilCom社は9週間前にドイツにおけるUMTSライセンスを取得している。ライセンスを取得した企業はMobilCom社を含めて全部で6社である。
◎関連記事
■Ericssonが3G携帯電話を見据えMicrowave Power Devicesを1億ドルで買収
■EricssonとJ-フォン,次世代携帯電話システムで提携
■Ericssonと日本テレコムがWCDMAによるVoIP通信の実地試験に成功
モバイル・インターネットに関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「モバイル」で詳しくお読みいただけます。
[発表資料へ]