米Rambusが米国時間10月18日に,2000会計年度第4四半期(2000年7~9月期)と通年の決算を発表した。7~9月期の売上高は2690万ドルで,過去最高を記録した。前年同期比119%増,前期比で52%増となる。

 買収関連費用,一時的にかかった人件費,税調整金などを除いた純利益は1020万ドルでこれも過去最高となった。前年同期比285%増,前期比115%増である。

 業績の記録達成はライセンス収入の増大によるところが大きい。7~9月期のロイヤリティは1990万ドルと,前年同期に比べ3倍以上になっている。RDRAMとコントローラの使用料が増えたうえ,今期からSDRAMやDDR SDRAM,そのコントローラにおけるRambus社の知的所有権の使用料が新たに加わった。

 2000年度通年の業績では,売上高が7230万ドルで前年比67%増。上記の一時的な費用を除いた純利益は2150万ドルで前年比147%増。通年のロイヤリティ収入は前年に比べ4倍以上の3260万ドルとなった。

◎関連記事
今度は韓国HyundaiがRambusを提訴
Micron,独禁法違反などでRambusを提訴
RambusがMicronに反論,「ライセンス交渉よりも法廷を選んだ」
Rambusが沖電気にSDRAM,DDR SDRAM,コントローラ技術をライセンス供与
日立とRambusが特許係争で和解,日立が特許のライセンスを受ける
米Rambusが東芝に,日立を訴えたSDRAM/DDR SDRAM特許をライセンス
「昔の友は・・・」,Rambus社がIntelと訴訟合戦に突入する?
Rambusが2.1Gバイト/秒のRambus技術を開発,クロックは1.066GHz
Intelが公表したベンチマーク結果,「SDRAM搭載機はRambus DRAMマシンより速い」

[発表資料へ]