ストレージ・システム大手の米EMCが,2000年第3四半期の決算を発表した。ストレージ関連(大・中型ディスクとストレージ管理ソフト)の売上高は前年同期比47%増の21億4000万ドルだった。ストレージ管理ソフトは61%,大・中型ディスクはそれぞれ43%,40%伸びた。

 なお,EMC社は1999年第4四半期に米Data Generalを買収してData General Server部門とした。この部門の決算も含んだ全社売上は,前年同期比34%増の22億8000万ドル。純利益は同55%増の4億5800万ドル。1株あたり利益は,同54%増の20セントだった(2000年6月に実施の株式分割調整済み)。

 製品のカテゴリ別では,SAN(Storage Area Network)の伸びが著しく,売上高は前年同期の約5倍近い4億8000万ドルを達成した。NAS(Network-Attached Storage)も好調で,前年同期比の約3倍にあたる1億3300万ドルとなった。

 地域別でみると,アジア太平洋地域で前年比130%増を達成したのをはじめ,中南米で62%,北米で41%,EMEA(欧州+中東+アフリカ地域)で39%拡大した。

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[発表資料]