米Microsoftが2000年7~9月期の決算を発表した。売上高は58億ドル。前年同期の53億ドルに比べて9%増だった。純利益は25億8000万ドルで前年同期の21億9000万ドルに比べて18%増となった。1株当たり利益は46セントである。なお財務会計基準No.133(Accounting for Derivative Instruments and Hedging Activitie)を適用した場合の1株当たり利益は40セントとなる。
7~9月期の業績は,事業の全体を通して堅調だった。企業市場向けのWindows 2000 Professional,消費者市場向けのWindows Meなどに支えられたという。またサーバー製品に関しても,「Lycos社,FreeMarkets社,RadioShack社といった顧客にミッション・クリティカルなソリューションを提供するなど業績を向上させた」(Microsoft社最高財務責任者のJohn Connors氏)。
同社が7~9月期および10月に行った主な発表は以下の通り。
・9月26日に「Enterprise 2000 Launch」と題する企業向け製品/サービスの市場投入に関するイベントを開催し,Windows 2000 Datacenterなどをリリースした。
・9月14日にWindows Meの一般ユーザー向け販売を開始した。
・10月5日に米Sprint PCSと提携。Sprint社の携帯電話ユーザに双方向無線ネット・サービス「MSN Mobile」を提供することを明らかにした。
◎関連記事
■Microsoftが通年の決算を発表,売上高,純利益ともに過去最高
■Microsoftの2000年1~3月期決算,売上高は56億6000万ドルで23%増収
■Microsoftの10-12月期決算,売上高は18%増の61億1000万ドル
[発表資料へ]